【鹿島】黒字回復した鹿島の決算を徹底分析!浦和と比較して強みと弱みを分析してみた

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 鹿島アントラーズは、4月21日の株主総会で2016年度の決算を発表。2015年度は3億4400万円の赤字でしたが、2016年度は6億1000万円の黒字(経常利益は7億9500万円)を達成しました。

 それでは、鹿島はいかにして黒字を達成したのか。また、ライバルクラブと比較した鹿島の経営面での強みと弱みは一体なんなのか。2015年度と2016年度の鹿島の決算、そしてJリーグ1の営業収入を誇る浦和レッズ(2015年度版)の収入を分析してみましょう。

<営業収入>
43億1100万円→55億8200万円;29%増
※浦和;60億8800万円

 2016年の鹿島の営業収入は約56億円。前年度に比べて3割近い伸びを記録しました。首位の浦和の61億円に肉薄してきています。次に、内訳を見てみましょう。

1. 広告料収入
18億6100万円→19億5800万円;5%増
※浦和;25億4900万円

 鹿島の営業収入のうち35%を占めるのが広告料収入。前年度比で5%増を達成しています。2016年度からユニフォームの背中下部にRISO様がスポンサーについてくださったので、その効果でしょうか。RISO様、ありがとうございますm(_ _)m

 今年度もすでにメルカリとのスポンサー契約が決まるなど、スポンサー獲得は順調のようですね。多くのタイトルを獲得してメディア露出を増やし、スポンサー様のご期待に応えたいところです。
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2. 入場料収入
7億8800万円→8億6900万円;10%増
※浦和;21億7400万円

 鹿島の営業収入のうち15%を占める入場料収入。1st stageで優勝を果たした効果か、10%増を達成しました。

 ただ、浦和と最も差をつけられている項目でもあります。鹿島は立地上の不利があり、「スタジアムへの移動時間が最も長いクラブ」です。アクセス面の改善が望まれます。

3. Jリーグ配分金
2億2300万円→2億3200万円;4%増
※浦和;2億7000万円

 現状ではJリーグ配分金は営業収入のうち、わずか4%を占めるのみです。

 ただ今年度からはDAZNマネーで配分金が増額されます。J1全クラブに年3.5億円が保証される他、リーグ優勝を果たせば強化配分金として3年で15億円が追加されます。つまり、3連覇を果たせば、年間に合計で18.5億円が配分されるわけで、今後は重要な収入源となりえます。

4. アカデミー関連収入
2億8500万円→2億6700万円;6%減
※浦和;1600万円

 鹿島の営業収入のうち5%を占めるアカデミー収入。利益額は少ないですが、将来有望な子どもたちへの投資はクラブ強化のためにも、地域貢献のためにも大切な事業です。浦和に差をつけている分野なので、ここはより強化を目指すべきでしょう。

5. その他(移籍金、賞金、グッズ収入、出演料など)
11億5400万円→22億5600万円;95%増
※浦和;10億7900万円

 鹿島の営業収入のうち、約40%を占めています。2015年度前に比べると、約2倍に。

 おそらく、最大の収入源は「賞金」。Jリーグチャンピオンシップ→クラブワールドカップ→天皇杯と勝ちに勝ちまくった鹿島の2016年度の賞金額は、約7億6000万円(詳細はこちらを→Jリーグクラブ賞金額ランキング)。実は、賞金がないと経常収支はほぼトントンだったんですよね(汗)

 続いて移籍金も気になるところ。MFカイオが1st stage終了後に中東のアル・アインに移籍しましたが、移籍金は3億5000万円程度と報じられています。

 この他、グッズ収入も大きいと思いますが、去年の鹿島選手のグッズ売上額ランキングは、

1位 柴崎岳
2位 金崎夢生
3位 小笠原満男 or 土居聖真

という感じだったらしいです。退団した柴崎の穴を埋める必要がありますね。

 なお、支出面を見ると、試合数増加に伴い試合関連経費やトップチーム運営費が増加したものの、チーム人件費が20億2300万円→19億2900万円と減少しました。高年俸選手がシーズン中に多数退団したからでしょう(下まとめ参照)。

2016シーズン中退団選手の昨季推定年俸
ジネイ  5000万円
青木 剛 3500万円
カイオ  3000万円
高崎寛之 2500万円

 今季は鹿島は大量補強をしただけに人件費はまた上昇すると思われます。また、カイオのような移籍金は毎シーズン期待できるわけではありません。アクセスが悪く入場料収入が伸ばしにくい鹿島が収益を改善するには、今年も「賞金」を全力で取りに行く必要があるようですね。

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