ACLで重要なのは「パス本数」ではなく「前方パス率」だとデータで判明;アジアでは「縦に速く」!

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 アジアチャンピオンズリーグはグループステージ第3節を終えました。各クラブの戦力が徐々に明らかになってきましたが、果たしてどのようなクラブがアジアで勝ち点を伸ばせるのでしょうか?

 これを検証するため、東アジア地区の参加16クラブの中から明らかに力が劣る香港クラブ(東方)を除いた15クラブについて、まずはパス本数と勝ち点の相関を調べてみました。初めに、パス本数が多いクラブランキングは、以下の通りです。

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 パスが多い川崎、ソウル、ガンバらが苦戦し、逆にパスが少ないムアントン、江蘇、上海らが好成績を残しています。日本勢の中で好調な鹿島と浦和は、あまりパス本数が多くないですね。

 ここで、「パス本数が少ないほど獲得勝ち点が増える」という仮説を統計的に検証してみると(難しい方は読み飛ばしてください)、

相関係数 -0.748
t値    4.072
p値    0.001

 ということで、仮説の正しさが示されました。少なくともACLの舞台では、パスサッカーは完全に非効率的で、むしろパスを少なくした方が勝ち点が稼げることが判明しました。

 では、アジアで勝つためには、何を多くすればよいのか?次に、前方パス率が高いクラブランキングをまとめると、





 前方パス率が低いブリスベン、アデレード、ソウルらが苦戦して、前方パス率が高い上海、江蘇、ムアントンらは活躍しています。

 先ほどと同様に、「前方パス率が高いほど獲得勝ち点が増える」という仮説を検証すると、

相関係数  0.88355
t値    6.80234
p値    0.00001

 ということで、仮説の正しさが示されます。前方パス率が高いほどアジアの舞台では有利になるわけです。

 「美しくパスを回すサッカー」ではなく、「縦に速いサッカー」こそが、ACLでの勝利には必須。JリーグのクラブがACL仕様の戦い方に切り替えられるかが今後のカギを握りそうです。

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