柴崎岳退団で戦力アップ?鹿島への影響を考察

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 鹿島アントラーズ所属の元日本代表MF柴崎岳が、スペイン1部リーグのラス・パルマスに移籍することが確実になった、と共同通信が報じています。

 それでは、柴崎の退団は鹿島にとってどの程度の痛手なのでしょうか?検証していきます。

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1. 柴崎岳はボランチ3番手

 レオ・シルバ、永木亮太、小笠原満男の3人と、柴崎岳の能力を比較してみましょう。4選手それぞれについて、昨年のプレー時間90分あたりの「枠内シュート数+ドリブル成功数+クロス成功数+スルーパス成功数+タックル成功数+インターセプト成功数+こぼれ球奪取数+自陣空中戦勝利数」の合計値を見てみると、
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 永木>レオ>柴崎>小笠原という結果に。スルーパスとクロスでは柴崎がトップに立っており攻撃のタクトを振るうという意味では目立つものの、守備力では他の3選手に後れを取っています。安定感では、「ボール奪取力が高いボランチ」は計算が立ちやすく、永木&レオ・シルバを軸に考えたいところです。柴崎は本職のボランチでは3番手となってしまうでしょう。

2. カイオの穴埋めは元ブラジル代表レアンドロに期待

 では、柴崎のサイドハーフ起用はどうなのでしょう?まず左サイドハーフは、「カイオの穴を埋めるのは誰なのか?」という点がポイントです。ここで、カイオと柴崎について、昨年のプレー時間90分あたりの「枠内シュート数+ドリブル成功数+クロス成功数+スルーパス成功数+タックル成功数+インターセプト成功数+こぼれ球奪取数+自陣空中戦勝利数」の合計値を見てみると、
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 カイオが柴崎を圧倒する成績を残しています。もっとも、カイオ並みの成績を残した選手は昨年のJリーグには一人もいなかったのですが。データ上は、「柴崎でカイオの穴を埋める」のは厳しいです。特に、このポジションの選手にはカイオのようなキレキレのドリブルを期待したいのですが、柴崎はドリブルが少ないですからね。

 こうなると、新戦力の元ブラジル代表MFレアンドロ・モウラに期待したくなるところ(レアンドロの詳細情報・動画はこちら)。少なくともタイ遠征でのレアンドロは、早くもゴールを決めるなど才能の片鱗を見せていました。彼がカイオの穴を埋める推進力を左サイドにもたらしてくれるのが理想です。そのため、柴崎の左サイドハーフ起用は、レアンドロが期待外れだった時のオプション扱いに留まると思います。

3. 右サイドハーフは遠藤&優磨の壁

 では、右サイドハーフ起用はどうかですが、このポジションには遠藤康と鈴木優磨がいます。遠藤、鈴木、柴崎について、昨年のプレー時間90分あたりの「枠内シュート数+ドリブル成功数+クロス成功数+スルーパス成功数+タックル成功数+インターセプト成功数+こぼれ球奪取数+自陣空中戦勝利数」の合計値を見てみると、
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 優磨>遠藤>柴崎の順でした(途中出場が多く全力でプレーしやすい優磨には有利な指標ではありますが)。キープ力がありスルーパスが非常に多い遠藤、シュートが上手くて決定力の高い鈴木に対して、柴崎は頭抜けた能力を示しているわけではありません。加えて、遠藤には「左利きのプレイスキッカー」という付加価値があります。一方の柴崎は、レオ・シルバ加入で「右利きのプレイスキッカー」としての価値が相対的に下がりました。総合的にみて、遠藤はなかなか外しにくいと思われます。

 以上のように、柴崎がいざ残留してもレギュラーを掴めそうなポジションが見当たらないのですよね。ボランチにしては守備力が不十分で、サイドハーフとして使うにはドリブルなどの推進力に欠けます。もし柴崎を活かすのであれば、そのパスセンスを発揮しやすいトップ下での起用となるでしょうが、石井監督のサッカーではトップ下のポジションは用意されていません。現状での鹿島のスタメン予想は以下のようになるでしょう。
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 もちろん、柴崎をベンチに置いて良いならば貴重なオプションの一つにはなりますが、人気ナンバーワンの生え抜き選手をレギュラーから外すのはなかなか難しいです。(ベンチはベンチで、土居、赤崎、金森、中村、小笠原、伊東、三竿兄弟らとの枠争いに勝てるとも限りません。)しかし、柴崎をいずれかのポジションでレギュラーに据えると、上述のように問題が起きてしまいます。

 結論としては、今の柴崎は鹿島での扱い方が難しく、彼の退団はむしろ戦力的にはプラスになることもありえそうです。個人的な希望としては、柴崎が小笠原のように欧州で守備力を高めてパーフェクトな選手に飛躍してから、将来的に鹿島へ復帰して不動のボランチとして君臨してくれると嬉しいです。今回の柴崎の移籍が、彼自身にも鹿島にもプラスになるといいですね。

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