鈴木優磨vs鈴木武蔵;リオ五輪代表の「最後の1枠」に選ばれるべきはどちらだったのかデータで検証

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 昨年のリオ五輪において、欠場が決まったFW久保裕也の代役として、男子サッカー五輪代表選手の最後の1枠にFW鈴木武蔵が選ばれました。

 しかし、鈴木武蔵以外のFWとして、鹿島アントラーズの鈴木優磨を呼ぶ選択肢は無かったのでしょうか?彼は大舞台に強く、Jリーグチャンピオンシップ決勝戦では優勝を決定づけるPKを獲得し、クラブワールドカップ準決勝では南米王者からゴールを奪いました。

 鈴木武蔵と鈴木優磨の能力を比較するため、両者の昨季のJ1での成績をデータで比較していきます。
※データはニッカンサッカープレミアムのものを参照させていただきました。興味深いサイトなので、気になる方はご登録を。
※鈴木武蔵はバックアップメンバーでしたが、バックアップメンバー以外からの招集は可能です。

1. 空中戦の強さ

 手倉森監督は鈴木武蔵に対してポストプレーを求めることが多く、空中戦の強さが重要でした。そこで、両者の敵陣での空中戦勝率を見てみると、

鈴木優磨 52.0%
鈴木武蔵 46.3%
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 空中戦の強さでは、明らかに鈴木優磨に分があります。ちなみに鈴木優磨の成績は、昨年のJ1で50回以上敵陣での空中戦に参加したFW登録の日本人選手の中では、前田遼一、平山相太、小林悠に次いで第4位でした。

2. 決定力

 FWに求められる最大の仕事はゴールを決めること。特に、「最後の1枠」として選ばれた場合には、限られたチャンスで得点を決めねばなりません。そこで、両者のシュート決定率を見てみると、

鈴木優磨 25.8%
鈴木武蔵  0.0%

 これまた鈴木優磨が圧倒しています。ちなみに鈴木優磨の成績は、昨年のJ1で20本以上のシュートを放ったFW登録の日本人選手の中では、長沢駿に次いで第2位でした。

3. チャンスメイク力

 FWは自身でゴールを決めるだけではなく、チャンスメイクも重要な仕事の一つです。両者のラストパス数を比較してみると、

鈴木優磨 19本(出場時間1188分)
鈴木武蔵  3本(出場時間 515分)

 これも鈴木優磨が圧倒。プレー時間当たりのラストパス数で見ても、鈴木優磨が2.7倍。昨季のJ1でプレーしたFW登録の日本人選手の中では、小林悠、伊東純也、大久保嘉人、永井謙佑、武藤雄樹、宇佐美貴史、李忠成、興梠慎三、前田遼一、渡邊千真に次いで11位でした。

 以上のように、リーグトップクラスの総合力を誇る鈴木優磨に対して、鈴木武蔵は非常に平凡な成績。しかし、手倉森監督が「最後の1枠」に選んだのは、8ゴールの鈴木優磨ではなく、0ゴールの鈴木武蔵でした。結局、日本代表は頼りになるジョーカーがおらず、グループリーグで敗戦。大舞台に強い鈴木優磨がいたら、果たして日本を救ってくれたのでしょうか?いずれにせよ、五輪代表に選ばれた選手も、落選した選手も、今後の成長に期待したいですね。

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