昌子源が中村憲剛よりもMVPにふさわしいことを個人成績データで証明

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 今シーズンのJ1MVPには、川崎フロンターレの中村憲剛が選出されました。確かに中村憲剛は良い選手ですが、優勝クラブではない川崎からの選出は驚きと言えます。果たして、中村憲剛はクラブ成績を覆すだけの圧倒的な成績を残したのでしょうか?

 MVPに最もふさわしい選手を検証するため、今季のJ1でプレーした選手を年間通算での攻守での貢献度が高い順にランキングしました。具体的には、攻撃系4指標(枠内シュート数、ドリブル成功数、クロス成功数、スルーパス成功数)と守備系4指標(タックル成功数、インターセプト成功数、こぼれ球奪取数、自陣空中戦勝利数)の合計数が多い順にまとめています。もちろん、ポジションが異なる選手の比較は難しいですが、なるべくどのポジションの選手にも不利にならないように指標を選んでいます。ただ、ゴールキーパーだけはあまりにも評価法が変わってしまうので除外しました。

 それでは、ランキングTOP20は以下の通りです。(クリックで拡大します)
※合計値が同数の場合は出場時間が長い選手を上位に。
※データは全てニッカンサッカープレミアムのものを参照しました。面白いサイトなので、興味のある方はご登録を。
※あくまで個人成績のみを考慮しており、クラブ成績は参考にしていません。
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 個人成績のみを見ると、最高の成績を残したのは柏レイソルに所属する若き右サイドハーフ伊東順也でした。快速ドリブラーの伊東は、ドリブル・クロス・スルーパスと攻撃面の指標が優れるのはもちろんですが、こぼれ球奪取数など守備面でも攻撃的なプレーヤーの中ではかなりの高水準。様々なポジションをこなせることからもわかるように、攻守に隙の無い選手に成長しています。これまでは五輪代表にもフル代表にも縁がありませんでしたが、早く国際舞台でのプレーを見てみたいところです。

 その伊東順也がMVPでも良いかと思われますが、弱点となるのがクラブ成績。年間8位に終わったクラブの選手をMVPに選ぶというのは、チームスポーツであるサッカーとしては違和感があるのは確かです。

 では、優勝クラブの鹿島の選手はどうなのかと見てみると、昌子源が9位に入っており、10位の中村憲剛の上を行っているんですよね。スルーパスの多さが目立つ中村憲剛に対して、昌子源はタックルや空中戦で強さを見せました。異なるポジションの2選手の比較は難しいのですが、少なくとも個人成績に関しては五分です。となると、「Jリーグ1stステージ優勝かつJリーグ年間優勝かつクラブワールドカップ準優勝」の選手と、「無冠」の選手のどちらがMVPにふさわしいのかは火を見るより明らかでしょう。ちなみに、下記まとめを見るとわかりますが、協会は鹿島が優勝すると、強引に鹿島以外の選手をMVPに選出します。

鹿島優勝時
優勝クラブからMVP:3回
優勝クラブ以外からMVP:5回

鹿島以外優勝時
優勝クラブからMVP:12回
優勝クラブ以外からMVP:4回

 なお、鹿島からは昌子の他にも、山本が12位、西が17位、柴崎が20位にランクイン。山本も西も柴崎もベストイレブンから外されましたが、守備的なポジションの選手の活躍が光った一年でした。

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