井手口陽介よりベストヤングプレーヤー賞にふさわしい3選手をデータで発表!

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 今シーズンのベストヤングプレーヤー賞には井手口陽介(G大阪)が選ばれました。井手口はシーズン終盤にはJリーグ全体でもトップクラスの出来でしたし、飛躍のシーズンになったと思います。

 ただ、井手口はファーストシーズンでは出場時間が少なく、今季通算で1490分の出場に留まっています。本当に「1年間を通じての」「Jリーグでの活躍」が若手トップだったのでしょうか?

 井手口よりも適切な選手がいなかったのかを検証するため、ベストヤングプレーヤー賞の有資格者を対象にして、年間通算での攻守での貢献度が高い順にランキングしました。具体的には、攻撃系4指標(枠内シュート数、ドリブル成功数、クロス成功数、スルーパス成功数)と守備系4指標(タックル成功数、インターセプト成功数、こぼれ球奪取数、自陣空中戦勝利数)の合計数が多い順にまとめています。それでは、ランキングTOP10は以下の通りです。(クリックで拡大します)なお、ベストヤングプレーヤーの候補者の資格は、年齢:1995年4月2日以降に出生した者、及び、出場試合数:2016明治安田生命J1リーグ出場数が17試合以上の2点です。
※合計値が同数の場合は出場時間が長い選手を上位に。
※データは全てニッカンサッカープレミアムのものを参照しました。面白いサイトなので、興味のある方はご登録を。
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 最も総合値が高かった選手は、浦和レッズ所属の右サイドハーフ関根貴大でした。ドリブル、クロス、こぼれ球奪取数の3部門でトップ。攻撃はもちろんですが、守備での貢献度も高めです。浦和レッズがルヴァンカップを制したこと、リーグ戦でも年間勝ち点1位になったことを考慮すれば、関根の選出が妥当だったように思います。この他、空中戦勝利数が多いDF中谷進之介(柏)、スルーパスが多いMF鎌田大地(鳥栖)も井手口を上回る好成績です。

 なお、井手口は五輪代表での離脱期間がありますが、それを考慮しても関根の成績には明らかに届きませんし、中谷も代表のバックアップメンバーで離脱期間があります。また、「プレー時間あたりの貢献度ポイント」を考慮すれば確かに井手口がトップですが、こちらの指標ではMF鈴木優磨(鹿島)とほぼ同数。その場合はJリーグ王者の鹿島から選出するのが自然です。特に鈴木優磨はチャンピオンシップ決勝戦の勝敗を決したPKを獲得した貢献者ですからね。

 確かに井手口は非常にいい選手で急成長中であり、「今現在の」実力のみを見れば、この世代ではトップかなと思います。ただ、あくまでベストヤングプレーヤー賞は、「2016年の1シーズンを通じて」「Jリーグで」最も活躍した若手選手に贈られる賞です。その意味合いでは、関根が獲得すべき賞だったでしょう(優勝クラブを優先して鈴木優磨、という判断もありかもしれません)。結局、五輪代表から落選した選手を選ぶと協会の見る目がなかったことが露呈するので、無難に代表組の井手口でお茶を濁したようにしか見えません。このような不可解選考が続くのであれば、そもそもJリーグアウォーズ自体が不要なのではないでしょうか。

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